北海道は滝川を歩いていると、こんな街路樹に遭遇。

う~~~ん...
車道に出てかわすか、人んちの敷地を通らせてもらうか。馬鹿正直に歩道を突き進むにはめっちゃしゃがまないと無理。
のどかだなぁ~~...。
そんな滝川で、僕には会わなければならない方がいた。
それは...
この方!! タキカワカイギュウさんです!

場所はこちら。“滝川市美術自然史館”にいらっしゃいます。

体長約8メートル。骨格標本と共に展示されていました。

1980年、滝川市内を流れる空知川で発見されたカイギュウの化石は、その後の調査の結果新種であることが分かり、“タキカワカイギュウ”と名付けられました。

“滝川市美術自然史館”の玄関正面の外にも産状図(発見時の状態)がありました。

タキカワカイギュウは、ここがまだ海だった約500万年前に生息していた、ジョゴンなどの祖先です。
ここ“滝川市美術自然史館”では、タキカワカイギュウに至るまでの太古の生物の歴史に触れることが出来ます。

ティラノサウルスとカイギュウの大きさを比較出来るね。
カイギュウにフィーチャーした展示もカイギュウ好きにはたまらない(?)
“ヨルダニカイギュウ”の骨格標本。

“ヨルダニカイギュウ”は“タキカワカイギュウ”の更に祖先。1000万年前に生息。指骨と機能歯がまだ残っているそうです。
カイギュウの仲間で現在でも生きているのはジュゴンとマナティで、どちらも南の海になります。それに対して“タキカワカイギュウ”は冷たい海と、冷たい海に茂る柔らかい海藻に適応していった為に、歯がなくなり、体は大型化していったと考えられているようです。
こちらはその冷たい海に生息したカイギュウの最後の子孫、“ステラーカイギュウ”。

1768年に乱獲により絶滅したとされています。体長5m。

500万年前はこんな感じで海だったようですね。

そして何故こんなにカイギュウカイギュウ言ってるかというと、
我らが地元、多摩川でも2006年にカイギュウの化石が発掘されているんです。
場所はここね。以前長男君と
貝の化石を掘りに行った場所。
おっさんじゃないよ。小4だよ。 この辺は、130万年前の地層だと言われています。
ここで発掘されたカイギュウは、ステラーカイギュウに分類されたそうですが、タキカワカイギュウから約200年前に絶滅したステラーカイギュウの進化の過程を解き明かすものとして注目されてるようです。
そんなわけで、滝川に行ったら絶対、“タキカワカイギュウ”に会いに行こう!って決めていたってわけです。
で、今回のここでのお土産は、もちろんカイギュウグッズが欲しかったんですが。これしかなかった...。

タキカワカイギュウのペパクラのポストカード。
細かくて中々手強かった!

是非、フィギュアとかストラップとか作って欲しいなぁ~。
でもここでしか手に入らない一品ですから、とっても記念になりました。
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