群馬県、その3 コノドント館
群馬
これな~~んだ?

ヒント1 : 色んな形がありますが、このひとつひとつは0.5mmくらいです。
ヒント2 : 下のような岩盤から発見されます。

ヒント3 : 1865年にロシアのクリスチャン・ハインリッヒ・パンダーさんが初めて発見しました。
ヒント4 : 日本では、1958年にここ群馬県みどり市の大間々町で、林信悟さんが発見しています。
正解は、“コノドント”でした~...って分かるかい!
模型化すると、こんな感じ。

“コノドント”の“コノ”は、英語のコーンと同じ、“円錐(えんすい)”という意味で、“ドント”は“歯”という意味だそうです。発見当時から、動物の歯ではないかと考えられていたようです。
しかし、その正体はずっと謎のまま、世界中で発見され、色々発表されてきたそうです。
そしてつい最近、1993年に、保存状態の良いコノドント器官を頭部に持つ動物の化石が、続々と発見されたんだそうです。
それを復元してみた模型がこんな感じです。

“コノドント”を持つ動物は、原始的な脊椎動物の一種(人間など脊椎動物の直系祖先)ではないかという意見が強まっているそうです。
現在存在する生物で近いのが、ヤツメウナギだそうで、体調は5cmくらいじゃないかということでした。
つまりこの子の歯(正確にはプランクトンなどを漉し取る器官)が化石となったものが、“コノドント”だということです。

脊椎動物の祖先ということでも、貴重な発見なのももちろんですが、地質学の方で大変役に立っているようです。
“コノドント”が発見される地層は、カンブリア紀~三畳紀と考えられるそうで、“コノドント”が発見されると、太古の地球の地図や歴史が書き換えられるのだそうです。
日本列島もほとんど海の底だったんですねぇ~。

“コノドント”については、群馬県はみどり市の大間々町、“コノドント館(みどり市大間々博物館)”で専門の展示スペースがございます。

“コノドント”のネーミングに惹かれて行って来ました。
昭和63年にオープンした、大間々地域の資料を展示する総合博物館だそうです。
ここの展示室は、大正10年に建築された、旧大間々銀行の営業所本館と倉庫を修復したものだそうで、当時の金庫室がそのまま展示スペースになっていたりします。

こちらが、“コノドント”コーナー。

左がコノ子ちゃん、右がドント君。この子達のグッズ作って欲しいなぁ~。

僕らの先祖は“コノドント”動物。というお話でした...。

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ヒント1 : 色んな形がありますが、このひとつひとつは0.5mmくらいです。
ヒント2 : 下のような岩盤から発見されます。

ヒント3 : 1865年にロシアのクリスチャン・ハインリッヒ・パンダーさんが初めて発見しました。
ヒント4 : 日本では、1958年にここ群馬県みどり市の大間々町で、林信悟さんが発見しています。
正解は、“コノドント”でした~...って分かるかい!
模型化すると、こんな感じ。

“コノドント”の“コノ”は、英語のコーンと同じ、“円錐(えんすい)”という意味で、“ドント”は“歯”という意味だそうです。発見当時から、動物の歯ではないかと考えられていたようです。
しかし、その正体はずっと謎のまま、世界中で発見され、色々発表されてきたそうです。
そしてつい最近、1993年に、保存状態の良いコノドント器官を頭部に持つ動物の化石が、続々と発見されたんだそうです。
それを復元してみた模型がこんな感じです。

“コノドント”を持つ動物は、原始的な脊椎動物の一種(人間など脊椎動物の直系祖先)ではないかという意見が強まっているそうです。
現在存在する生物で近いのが、ヤツメウナギだそうで、体調は5cmくらいじゃないかということでした。
つまりこの子の歯(正確にはプランクトンなどを漉し取る器官)が化石となったものが、“コノドント”だということです。

脊椎動物の祖先ということでも、貴重な発見なのももちろんですが、地質学の方で大変役に立っているようです。
“コノドント”が発見される地層は、カンブリア紀~三畳紀と考えられるそうで、“コノドント”が発見されると、太古の地球の地図や歴史が書き換えられるのだそうです。
日本列島もほとんど海の底だったんですねぇ~。

“コノドント”については、群馬県はみどり市の大間々町、“コノドント館(みどり市大間々博物館)”で専門の展示スペースがございます。

“コノドント”のネーミングに惹かれて行って来ました。
昭和63年にオープンした、大間々地域の資料を展示する総合博物館だそうです。
ここの展示室は、大正10年に建築された、旧大間々銀行の営業所本館と倉庫を修復したものだそうで、当時の金庫室がそのまま展示スペースになっていたりします。



こちらが、“コノドント”コーナー。

左がコノ子ちゃん、右がドント君。この子達のグッズ作って欲しいなぁ~。

僕らの先祖は“コノドント”動物。というお話でした...。

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コメント
コノドント
群馬に住んでいても全然知らなかったぁ~(笑)
コノドントかぁ。。。
うん。確かにコノちゃん、ドントちゃんのマスコット買いたいかもww
2009-11-01 08:57 aki URL 編集
古生物は面白いですね。
コノドントは和名:ヌタウナギ(学名:Eptatretus burgeri)に近い脊索動物門、脊椎動物亜門の一種ですね。
カンブリア紀の大爆発は、生物学的に面白いです。いろんな形態の生物が大爆発のように一気に進化しながら増えていったこと、そのカンブリア紀の前に起きた全球凍結に依って、原生生物の大量絶滅が起き、その後に爆発的に生物進化が起きるのは、生物の神秘というか、力強さを感じさせられずにはいられません。
カンブリア紀の生物化石は、今の生物からは想像も出来ない形態をしているので、古生物学者は頭を捻りながら、さも古文書を解読するようにして、解明していったのですね。私もとても興味があります。
2009-11-01 18:33 21世紀の浦島太郎 URL 編集
akiさん、こんばんは!
群馬も広いですからねぇ。
仕事で群馬って言えば普通は高崎、前橋方面なんでしょうけど、何故か僕は桐生に行くことが多くて、今回少し時間があって、色々調べてみると、結構見る所があることに、今更ながら驚いています。
今度は家族で日帰り旅行でもしてみたいですねぇ。
2009-11-02 01:35 たびぱぱ URL 編集
21世紀の浦島太郎 さん、こんばんは!
カンブリア紀の大爆発っていうのがあったんですね。なるほど~勉強になります。
想像を裏切るような形態の生物ってわくわくしますねぇ~。深海魚なんかも面白いですよね。
いつもありがとうございます!
2009-11-02 01:48 たびぱぱ URL 編集
へぇ~~~!
初めて知りました。
なんだか勉強になりました。
地質学とか生物学とか、学生時代に戻れるなら
勉強してみたいな・・・。
でも、あのマスコット、かわいいけどあんまり似てない?
2009-11-02 23:21 かのちゃん♪ URL 編集
かのちゃん♪さん、こんばんは!
でも色々ありすぎて、一つにしぼれないですねぇ。年を重ねるごとに、面白いと思えることが増えていくような気がします。
> でも、あのマスコット、かわいいけどあんまり似てない?
僕もそれすごい思ったんですけど、もしかしたら、コノドント動物がよく分かってない時に、想像も加えて考えられたものなんじゃないかなぁ、と思っております。
2009-11-03 00:25 たびぱぱ URL 編集